三年寝太郎のBeat 寝起きはいかが?
2カ月おきにエンジンは掛けてあったそうで、始動は問題ありません。
でも、中のガスは当時物。3年熟成の貴腐ビンテージものです。
多分フロートが固着してるようで、ゲージはEに張り付いていて、タコは動きません。
スピードメーターの動きがワンテンポ遅れるのはグリス切れかな・・・
エアコンはコンプレッサー不調で外してあって、交換用が箱の中。
幌に破れはないものの、エッジのホツレありでリアは真っ白で見えません。
これもスペアがあります。
外装は雨ざらしだったため、艶なし。一皮剥いて復活できなければ全塗装になります。
その他は磨く位でまだまだ逝けそうです。
チタンまふりゃぁ~の青がイイっ!ホイルもこのままでいいや。
シートも張り替えてあるから掃除するだけで真っ白な輝きを取り戻せそうです。
お約束のドア下の腐食が怪しいのが最大のネックになりそうです。
ベルトは交換後3万kmですが、どうせACコンプレッサーも組むことになるし年数を考えると交換前提かな。
譲って頂けた金額を考えると、これから掛かる整備の手間なんて、可愛いもんです。試乗は新しいガスを満タンにして行いました。低~中回転域に引っかかるような感じがありますが、上は気持ちよく吹けてくれるようです。長期保管のキャブ車です。詰まってるんでしょう。キャブOHでどこまで吹けるようになるかな?エグゾーストノートも車内では気持ちよい響きです。
猫足まで入っているこのBeatは、思っていたよりも穏やかな乗り味で、仕上がりが今から楽しみです。
唐突に Beat の入庫です。
実は、おいらの世代は「バブル」の上げ潮で世間に放流され、右も左もわからないまま、思う存分バブルの波に弄ばれました。でも堪能もしていました。
大学合格とともに電話帳のような分厚いリクルート誌がひっきりなしに届き、企業は青田刈りに精を出していました。そのおかげで就職難どころか、引く手あまたで派手に青春を謳歌し調子に乗って騒いでいました。
そんな頃、妹がZ300を購入。それだけでも驚いたのに、次に買換えた車はなんとNSX!
呆気に取られました。
その後、仕事の都合と維持費の問題でNSXは下取りされ、新車のオデッセーのフル装備と「おつり◎◎◎万円」を彼女は手にしたわけです。
本人曰く・・・「本当はBeatに乗りたかったけど、お客さんになめられないためにNSXだった」らしく、いつかはBeatという心残りがあったようです。
ま、この話が伏線となって今回のBeat購入に至ったわけです。
福岡県南の単車仲間が持っていたのは知っていましたが、絶対譲らないだろうと思ってました。ただ、おいらが乗っていたHN21S(SUZUKI Kei 4WD)を譲る際、ダメ元で訊いてみたら、なんとOKの返事。現在L600S(DAIHATSU MOVE AERO-DOWN Custom)があるため保管場所の問題がクリア出来るまで登録は保留ですが、既に現車は庭先に届きました。
酷暑の中、車検の予定も無いため、あまり気負わないで整備して行こうと思います。
現在の状態は、外装に青苔のコーティング。チタンまふりゃぁ~。実動12万kmといったところです。
動かし始めるまでは不定期連載。妹にもまだ秘密にしています。